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魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)
宮部 みゆき
魔術はささやく (新潮文庫)
定価: ¥ 620
販売価格: ¥ 620
人気ランキング: 39062位
おすすめ度:
発売日: 1993-01
発売元: 新潮社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

このミス91年 9位
日本推理サスペンス大賞受賞
このミス91年 9位

刊行順で言うと、本作はデビュー2作目にあたる。

一件無関係に見えた3名の若い女性の死亡事故に巻き込まれた高校1年生の守が、事件の謎を解き明かしていく作品である。このメインのミステリーに、横領の罪をおかして失踪した父親の行方をうまく絡め、上級のサスペンス作品に仕上がっている。
また、宮部氏の他の作品にもみられる特徴であるが、守を取り巻く、あたたかく、強い登場人物達や、守自身が成長をしていく過程についても心地よく読むことができた。特に、事件が解決した後であえて「最終章」を書いているところに、単なるミステリーに終わらせまいとする作者の強い意志を感じることができた。


ターゲットは何なのか ?
「日本推理サスペンス大賞」受賞作。このコピーに惹かれて本書を手に取った。今では信じられないかもしれないが、この時は作者はまだ無名である。一読して、「サスペンス大賞」とは程遠い内容だと思った。

その後の作者の成功を予感させる文章のうまさはあったが、本作は何を意図して書いたものか全く不明だった。主人公の少年の精神的成長を描くことが一番テーマに近いと感じたが、それも徹底されていない。「魔術はささやく」という題名が示す通り、一応ミステリ的要素を書こうという意志はあったのだろうが、このネタでは大抵の人が怒り出すだろう。

個人的には、人情話を書くのが作者に適していると思った(実際、江戸を舞台にした人情話を後に書いている)が、その後、社会的ミステリを書いて成功しているのは僥倖である。

おもしろかったです
主人公の少年の過去と
現在の3人の不可解な自殺の事件が絡み合って、
面白くって一晩で読んでしまいました。

人身事故を起こしてしまった父親とその家族の心情もリアルに描写され
もし自分の家族が人身事故を起こしてしまったら・・・、
とリアルにこわくなりました。

最初は主人公がとても不憫でクラスではいじめてくる奴もいるけど、
友人や家族がとてもいい人達で、
主人公も芯がしっかりしていて事件の真相を知ろうと奔走します。
やはり宮部みゆき、後半は怒涛の展開を見せます。
ラストもよかったです。



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