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殺人の門
東野 圭吾

定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 277492位
おすすめ度:

発売日: 2003-08
発売元: 角川書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
長い
おもしろいですが、内容の割に、ページ数が多いです。
この内容で、2段組400ページはちょっと無理があります。
なんでもいいけど、どうせまただまされるんでしょ、という予想とともに
案の定、主人公が同じ人間にだまされる様子が
繰り返し描かれていてちょっとうんざりします。
その様子をそれなりにうまく読ませるように書いてあるが、
ページ数を稼いでる感(連載を長引かせてる感)は否めません。
せいぜい1段組200?300ページでまとめれば
もう少し引き締まった作品になったのではないかと思います。
詐欺の手法が丁寧に解説されてるので、
それに興味のある人はしっかり読んでもよいでしょう。
暗くて重いのが、私は好きだ。
読みやすいし、面白い。東野圭吾の作品は「容疑者X・・」タイプと「白夜行」タイプに分けられるが、この作品は後者だ。重くて、暗い。でも私はこっちの方が好きだ。詐欺師まがいの友人に小学校時代から翻弄される主人公田島の人生。詐欺師って、結構誠実なんだなあ、これなら騙されてもしょうがないと思ってしまうくらい、詐欺師の描写がいい。友人だけでなく、出てくる殆ど全ての人物がうさんくさい。この暗い世界、私は好きだ。東野圭吾の真骨頂だ。もっと重くて暗くてもいいと思った。
私は東野作品の中でもかなり好きな話です。
確かに読後感はよくないし、主人公田島に魅力が無いですよね。白夜行の桐原、幻夜の雅也、などとは大違いだ。田島は全てが中途半端の男です。中途半端にプライドを持ち、倉持に文句を垂れる。中途半端にドライな感情を持ち、祖母から財布を盗む。しかし金は売れない。毒が手に入ると自信を持つ。ここまで来ると滑稽だ!
しかし、この滑稽さを東野さんは、実に上手く表現している。美晴との掛け合いのシーンなど、田島の感情が行間から溢れてくるようだ。東野さんの筆力は現代文学の中で最高峰だと思う。東野さんが書くことによって、このダメ男田島に、妙な魅力が吹き込まれる。感情移入はできないが、それでもページをめくる手は止まらない!
是非一読を、というタイプの本ではないかもしれない。しかし、これはもっと評価されてもいい作品だと私は思う。
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