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過ぎゆくもの

過ぎゆくもの
谷川 俊太郎/浅田 次郎他

定価: ¥ 2,000
販売価格: ¥ 2,000
人気ランキング: 205881位
おすすめ度:
発売日: 2007-10-14
発売元: マガジンハウス
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

鉄道の思い出が銅板画(ステンドグラス)とコラボレーション
 こんなところへはうってつけの宮沢賢治の「銀河鉄道」、浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」、宮脇俊三の鉄道もの…それらは常番というもので、何も珍しくない。
 ここで10人の作家が寄せた文章と山本容子の銅板画がコラボレーションして、「絵本的」な、童心に還る魅力をかもしだしている。
 個人的には小川洋子の「宇野線のおばさん」に心惹かれる。今では瀬戸大橋ができて便利になったが、宇高連絡船にまつわる情緒はなくなった。「子供の頃、最もたくさん乗った鉄道は宇野線だった」と書き始め、「でも、人の波に押され、船に乗り込んだ途端、すぐにおばさんのことなど忘れ、弟と二人デッキに向かって走り出すのだった」としめくくられる末尾まで、わずか3ページと短いが、郷愁を誘わせるなつかしくいい文章だ。縦3メートル横1メートルの、合わせて10作品が10メートルの豪華さ。ステンドグラスで鉄道博物館に飾られているという。
 金もなく時間のない人は、そう簡単にさいたまくんだりまで行けないが、本書によって昔懐かしい「汽車」の時代の心温まる【空想旅行】が楽しめる。
 



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