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沙高樓綺譚 (徳間文庫)

沙高樓綺譚 (徳間文庫)
浅田 次郎
沙高樓綺譚 (徳間文庫)
定価: ¥ 660
販売価格: ¥ 660
人気ランキング: 9303位
おすすめ度:
発売日: 2005-11
発売元: 徳間書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

現代の「百物語」
淺田次郎が描く、現代の「百物語」。

超高層マンションの最上階にある「沙高樓(さこうろう)」に各界の名士たちが集ふ。
そこでは、「口に出すことが出來ない祕密」が語られる・・・。
「語られます方は、誇張や飾りを申されますな。お聞きになつた方は、夢にも他言なさいますな。
「あるべきやうを語り、巖のやうに胸に藏ひますことが、この會合の掟なのです」

5つの祕密の物語。
私が一番好きだつたのは、「立花新兵衞只今罷越候」。
新撰組の「池田屋騷動」を映畫にした時の、不思議なエキストラ。
あの「階段落ち」の元祖となるお話。
映畫「蒲田行進曲」を思ひだしながら讀んだ。
人の思ひは時空を超える・・・

ぞつとしたのは「絲電話」。
子供の頃の絲電話。
相手の聲は聞えるのに、相手には自分の聲が聞えない。
そんなエピソードをもつ二人が偶然に邂逅する。
そんな邂逅が何度も續くと・・・
物語のあとで、小日向君が「私」に解説するのは蛇足。
物語の餘韻、じはりと感じる怖さがいくぶんか損なはれたやうな氣がする。



バラエティーに富んだ珠玉の短編達
浅田次郎氏の作品は未読でしたが、この本の設定に惹かれて手にとりました。

青山の高級マンションの最上階で開催される秘密めいた会合。そこでは、各界の名士が、
これまで語ることの無かった不思議な体験談を、代わる代わる披露する…。

5つの短編で構成されていますが、各々の語部はまったく異なるキャラクターで、人間の
温かさを感じさせる話、人間の怖さが薄ら寒い話など、バラエティーに富んでいて
飽きることがありません。

個人的には、生死の際を臨場感溢れる言葉で描いている「雨の夜の刺客」が最もお勧めです。

見事に夢中
短編集のように、話し手が変わり、それぞれの生き様、世界の妙、が披露される・・しかもそれは、墓場まで自分の胸の内にしまって置くはずだった話・・刀の鑑定家・大金持ちの家に生涯仕えた造園家・仁義の世界で生きその頂点に位置する大親分・と飽きる事なく話が繰り広がり・・眠れなくなり読み終た・・絶対おもしろい・・オススメ・・



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