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勇気凛凛ルリの色―福音について (講談社文庫)

勇気凛凛ルリの色―福音について (講談社文庫)
浅田 次郎
勇気凛凛ルリの色―福音について (講談社文庫)
定価: ¥ 600
販売価格: ¥ 600
人気ランキング: 98052位
おすすめ度:
発売日: 2001-01
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

天職としての小説家

(ご本人も書いておられるが)精神分裂のごとき、様々な分野の小説を書き、趣味(買い物、競馬、旅行)にも精を出し、愛犬、猫にも限りない愛情を注ぎ、ちょっとミーハーで案外寂しがりの浅田先生の日常が垣間見れる一冊である。

直木賞がそんなに嬉しかったのか、というのは以外だった。確かに受賞作もいいけど、その前に候補作になった作品も素晴らしかったし・・・何年も前の話だけど、今更ながらおめでとうと言いたい気分。

幼き日から小説家になりたかった青年が中年の声を聞き小説家として大成したことはこちらも嬉しい。まさに天職としての小説家だと思う。

この頃のようなハードワークを流石にもうされていないとは思うが、ご自愛し沢山楽しい小説と、エッセイの再開を期待したい。いい小説を書く人はエッセイも極上のおもしろさである。

元気を貰える同世代エッセイ
「少年探偵団」世代の私にとっては非常に親近感の持てるシリーズ。本作は直木賞受賞前後に書かれたものを纏めたもので、ハイテンションで書かれた様子が窺がわれ、読む方も殊更元気が出る。

スピーチ童貞を失った話、機械オンチの話、辣腕女性編集者の方向オンチ話(楽屋話的だが)、嫌煙権話、撹乱話などエピソード満載。この他、競馬に関する話は数多い。人生と自然を考察する稿もある。珍しく海外旅行を題に採った稿もある。中には「ヒロシの死について」のように泣ける話もある。そして、最後は直木賞受賞のオメデタ話。

いずれもユーモアを基調としながらも、人生の機微を感じさせる名文で、読む者の心を洗うと共に元気を与えてくれる。「ボッボッ僕らは少年探偵団」。読んでいて思わず口ずさんでしまいそうな、爽快エッセイ。

直木賞前後
同名シリーズのエッセイ1巻目と2巻目の中間的なおもしろさ。
それぞれ1年分のエッセイが収録されているらしい。
直木賞受賞前後の話題が中心のエッセイ集。



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