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勇気凛凛ルリの色 (講談社文庫)

勇気凛凛ルリの色 (講談社文庫)
浅田 次郎
勇気凛凛ルリの色 (講談社文庫)
定価: ¥ 580
販売価格: ¥ 580
人気ランキング: 141787位
おすすめ度:
発売日: 1999-07
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

同世代だったのですね
雑誌に掲載されていたものを纏めた「勇気凛凛」シリーズの第1段。さりげない描写の中に、人生の機微が映し出されている名エッセイ。実は私も「ボッボッ僕らは少年探偵団」と唄った世代なので、著者とは同世代なのだろう。この歌を知らない世代がいるとは(自分の歳が)恐ろしい。

作者が自衛隊員だった話、乗り物酔いするタチで色々苦労した話。特に自衛隊員の時、戦車の中では苦労したろうなぁ。見かけに依らず酒は一滴も飲めない話(私と同じだ)。ギャンブルに関しては天才的な話、自衛隊員の時から小説家を志してコツコツ書き溜めた話。面白おかしく書いて読者を笑わせながらも、人生のあり方を示唆しているかのようである。巻末でオウム事件に触れて、オウム幹部の人生観の歪み、幼さを論じているが、著者のような信念の人にとっては当然の事だろう。

読む者を大爆笑させながら、文中に人生の機微を織り込んだ快エッセイ。



爆笑!
落ち着いた小説が多い作家という印象だったが、それに反してエッセイはおもしろすぎる。
何度か吹き出してしまった。笑わせる文章もうまいと思う。
これを読んで、一気に浅田次郎ファンになってしまった。

浅田次郎ファンにとってはたまらない作品と言えるでしょう
私の大好きな浅田次郎のエッセイの第1作です。痛快なエンターテイメント溢れる珠玉の作品が並んでいますので、何回読み返したか分からないほどの愛読書になっています。
エッセイという堅い響きの物ではなく、まるでオチのある短篇小説集のような仕上がりですから、難しい文章は皆無ですね。
けれども浅田次郎の人となりや人生観、社会への視点などが文章の至る所に感じられるわけですから、ファンにとってはたまらない作品と言えるでしょう。
執筆当時はまだ、『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞する前ですから、作家としてもその持てる力をセーブすることなく注ぎこんでいますので、それが文章から得られる感動の確かさとなって返ってきます。
我々の世代なら当然知っている「少年探偵団」の歌から、このエッセイのタイトルが付けられています。それにしても昔のことを良く覚えていると思います。作家としての天分を授かっていたわけですね。
50歳以上の方にとっては、昔懐かしい話が多く、共感を持って読まれていることでしょう。近い世代ですのでよく分かりますが。
この「週刊現代」に連載されたエッセイはその後、4つの作品集として世に出ました。本策がその第1冊目に当たりますので、もし感動されましたら、残りの3作も是非読んでください。味わい深いものばかりですので、その読後感の素晴らしさは保証します。



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