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地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)

地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)
浅田 次郎
地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫)
定価: ¥ 580
販売価格: ¥ 580
人気ランキング: 3242位
おすすめ度:
発売日: 1999-12
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

毎朝通勤する、新中野で起こったドラマ

 地下鉄が父親の生き様を運んできてくれた小説です。

 物語は現在と過去が交錯し、誰が何の目的で行われているのか誰にも分らない中、主人公が徐々に父親を理解していく姿がある種の清々しさ、地下鉄が通り過ぎるときの風を感じました。


「昭和」のからからとした寂しさを含んだ雰囲気
主人公の中年男性と戦後たたき上げでのし上がった父との確執が描かれている。地下鉄に絡んだタイムスリップを通じ、主人公が父の人生を覗き見る。そして、主人公の人生とも複雑に絡んでくる。

なんとも甘く切なく、そして「昭和」のからからとした寂しさを含んだ雰囲気が描かれている。結構好きですね、こういう感じ。初の浅田次郎作品でしたが、ほかのも読んでみたいと感じました。

この作品はいわゆる純文学系でありSFではないと思いますが、タイムスリップして過去を変えると現在が変わるというSF的な認識が普通のものとなっていることに軽い驚きを持ちました。ドラえもんやバックトゥで当たり前になったのかな?ハインラインの「夏への扉」だったかな、SF大好きだった小学校のころ、そういった設定にすごい衝撃を受けたことが思い出されます。


秀逸の一語
私ははじめ映画を観ました。
あまりに感動し、原作にも興味を持ちました。

タイムマシンとか過去の世界に迷い込むということには誰しも少しは憧れがあると思います。
そんな願望を刺激しつつたくさんのメッセージを伝えてくれる秀逸の作品です。

許せないと思っていたことも、そうなるに至った過程を知れば許せるのではないか?
愛する人のために自分は何が出来るのか?
この2点を私はこの本からメッセージとして受け取りました。




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