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闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
浅田 次郎
闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
定価: ¥ 540
販売価格: ¥ 540
人気ランキング: 20223位
おすすめ度:
発売日: 2002-06
発売元: 集英社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ロマンというか。
読んでいながら、小説の中の雰囲気が感じられ、臨場感の有る作品でした。
かといって、活劇というわけではなく、ただ、その時代に自分がいるような気分になるのです。

浅草から、小説の中に出てくる通りや地名をあてにを歩いて、日本の歴史を感じたりしてしまいました。

人、斯くあるべし!
この作品には通せないと判っているけど筋を通したい、通さなきゃいけない、そんな信念みたいな物があると思います。特に、第一話「闇の花道」で自分たちの所為で銀二親分が罠にはまり、逮捕された事への仕返しに、目細一家の皆が自分たちの金を隣近所にばら撒く下りはスカっとしました。そして、松蔵の父親がごくつぶしだった為に、吉原に売られた姉・さよと運命的な再会をする話(前後編に分かれています)は、大体お決まり的なんですが、矢張り泣けます。笑えて泣けるピカレスクロマンが好きな人にお勧めです。

「かく生きたい」と思わせる粋な生き方を描いた本です
天下の盗賊「目細の安吉」に仕えた「天切り松」と呼ばれる、留置場に現れた不思議な老人の「闇がたり」を通して語られる、「安吉一家」の物語の数々。
安吉一家は、盗賊とはいえ、狙うのは、不自由しない大金持ちや政治家たちの金や財産。そして盗んだ物品は、困ったひとのために使うという、義賊たちの物語を通じて語られる生き方は、野暮な言い方かもしれませんが「粋」としかいいようのないもの。「人生、かく生きたいと」思わせる格好よさです。
私の中で、浅田作品は、あまりにくさいと「途中で、やめた」と思わせるものもあるのですが、この作品は、そのくささを通り越して読めるものでした。多くの人に奨めたい本です。




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