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蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
浅田 次郎
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
定価: ¥ 620
販売価格: ¥ 620
人気ランキング: 3055位
おすすめ度:
発売日: 2004-10-15
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

いろいろと理解に役立ちました
科挙制度、とは何か、知りませんでしたが、この物語を読み、理解できた気がします。
中国だけでなく、朝鮮、ベトナムにも科挙制度があり、その制度の影響がいまだにそれらの国々の人々の考え方、国家のしくみに残っていると感じます。

これまで、中国やベトナムで仕事をしてきて、どうしてこの人たちはこういう考えをするのか?と疑問に思うことが多々ありましたが、この物語にあるような歴史を通して彼らを見ると、なんとなく納得できたりします。

楽しく読めました。

さすが。
4冊、一気に読みました。
寝不足になるくらい…ハマりました。
浅田作品は、よく調べてあるのと、
登場人物で引っ張り込まれるパターンにヤラれます。
知人達にも勧めましたが、登場人物の多さで
ヒク人もいました^^;でも、栞で説明がきちんと
されているので、まぁ、それは問題ないかと
私は思います。
日常を忘れつつ、仕事への信念を復活させたいときに
読み直したい本になりました。

史実+フィクション
以前、ハードカバーで上下二分冊であったものが、文庫で全四冊となって登場した。

物語は清朝末期の中国で、有名な西太后の時代である。
映画「ラストエンペラー」で描かれる最後の皇帝溥儀よりも少し前のお話である。

物語を書くにあたって著者は膨大な資料を研究したようで、宦官の作り方や、
科挙試験はいかに実施されたのか…などの記述はたいへん興味深い。
歴史の教科書でしか知らなかった清朝末期の時代絵巻が、
まるで眼前に現れたようであった。
もちろん主人公・春児や文秀など史実には登場しない人物も多く活躍するが、
西太后、李鴻章、袁世凱、伊藤博文などお馴染みの歴史上の人物も数多く登場する。
それら史実と想像上の人物の絡みがこの小説の面白さではないかと思う。
特に田舎の糞拾いであった春児がどのように物語りに関わってくるのかが見所である。

アヘン戦争などで列強に蹂躙され、領土を侵食された清朝。
近代化を妨げる中国古来の「旧法=祖宗の法」を排し、
近代的国家建設のために、政治改革である「変法」を行いたい
科挙登第の進士たち。
日本のような維新を早急に実現したい4億人(当時)もの人口を抱えた
中国・清朝末期を舞台に、国が病んでもなおも輝かしい人間存在の
美しさをこの「蒼穹の昴」に感じた。






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